自然治癒力とはどんな力?自分の自然治癒力を高める意味とは
病気や怪我をした時に、少し様子を見ていたら自然に治っていたということも多くあります。このようなことを、「自然治癒力」と呼ぶこともあるようです。
しかし、具体的にはどのような力なのか、よく理解していないという方もいるでしょう。
そこで今回は、自然治癒力についての解説と、それを高める意味についてご紹介していきます。
自然治癒力とはどんな力?
自然治癒力とは、人間や動物などが生まれながらにして持っている、怪我や病気を治す力や機能を指すことばです。
現在、医療が発達したことによって、病気や怪我をしたら病院に行って治療をしたり、薬を投与するのがあたりまえと思っている方もいるでしょう。
しかし、本来人間の身体は人工的な薬物を投与したりしなくても、身体を正常な状態に戻す力や機能が備わっているということです。
自然治癒力の具体的な例
ではここからは、自然治癒力の具体的な例について見ていきましょう。
私たちが怪我をした時、何もしなくても傷が化膿して膿が出てくることがあります。この膿は、傷口から侵入してくる細菌を防ぐために、白血球が対抗した跡なのです。
つまり、膿が出るということは、それだけ菌の増殖を防ぐことができた、ということです。
自然治癒力を高める目的
自然治癒力は、生まれた時から私たちの身体が持っている力です。しかし、普段の生活によっては、自然治癒力が低下してしまうこともあります。
では、自然治癒力を高めるとどのようなことが起こるのでしょうか?
病気を予防できる
自然治癒力を高める1番のメリットは、病気を予防できるという点です。病気になってしまうのは、身体の中に何らかのウイルスや細菌が入ってしまうことだと考える方もいます。
しかし、実は入ってきたウイルスに身体が負けてしまうことが原因なのです。つまり、自然治癒力を高めておくことによって、ウイルスに対抗できる状態を整えることができ、病気を未然に予防することが可能ということです。
自然治癒力を高めると、怪我をした時にも早く改善することができます。外側から何か対策をしなくても、本来持っている自然治癒力が働くことによってすばやく怪我を直して、元の状態を取り戻すことができるのです。
薬に頼らない生活ができる病気になったら薬を使えばいいと考えている方もいるでしょう。
しかし、薬は病気を治すためのものではなく、あくまでも症状を抑えるためのものです。自分自身が持っている自然治癒力を高めることができれば、薬を使わなくても症状を抑えることができるのです。
心身の健康状態を維持する
身体が病気に冒されてしまうと、心がネガティブになってしまうことがあります。このように心と体は密接に関わっているため、どちらも健康な状態にしておくことによって、穏やかに生活を送ることができるのです。
心身の健康状態をしっかりと保つためにも、自然治癒力を高めておくことが重要でしょう。
まとめ
いかがでしたか?
私たちの体は、本来自然治癒力を持って生まれてきています。そのため、自然治癒力をしっかりと高めておくことによって、病院で治療をしたり薬を飲んだりしなくても、自然と身体を元の状態に戻すために働いてくれるのです。