みつろうって何?みつろうの効能と製造工程をご紹介します!
「みつろう」とはどのようなものか、ご存じでしょうか?
漢字では「蜜蝋」と表記され、日本でも古くから利用されているのですが、近年は海外でも注目されていると言われています。
このようにしてさまざまな方に使われているみつろうですが、何となくしか理解していない方が多いようです。
そこで今回は、みつろうのことを詳しくご紹介していきましょう。
みつろうとは一体何?
みつろうとは、ミツバチの巣を構成している蝋を精製して作ったものです。
蜂は自分のお腹にある蝋線というところから蝋を分泌して自分たちの巣を作っていきます。
この分泌されるものが、蜜蝋(みつろう)です。
みつろうは海外でも利用されており、その場合はBeeswaxと呼ばれているようです。
みつろうの用途は、主にクリームやリップなどの化粧品です。肌によい成分がたくさん含まれているため、美容のために使われることが多いようです。
みつろうの効能
みつろうは、日本だけではなく海外でも美容商品として作られています。
そこでここからは、みつろうの効能について詳しく見ていきましょう。
《肌の保湿効果》
みつろうの1番の効果と言われているのが、「保湿」です。蜜蝋はミツバチの巣を優しくガードするために使われており、お肌につけることによって優しく保湿してバリアする効果があると言われています。
潤いを肌の中に閉じ込めてくれるので、みつろうの入った化粧品を使うことによって美しい肌を維持することができるでしょう。
また、みつろうには水をはじく効果があるため、外から当たった水と一緒に肌の中の水分が蒸発して、肌が乾燥することを防ぐことが可能となっています。
《肌の柔軟性を保つ》
肌が乾燥すると、カサカサになって固くなってしまいます。しかし、みつろうには肌の柔軟性を保つ効果があるため、みつろうが含まれる化粧品を使うことによってプルプルの肌を作ることができるのです。
このような効果があることから、乾燥しやすい唇につけるリップとして利用されることが多いようです。
《肌を保護する》
肌のバリア機能が低下してしまうと、肌荒れや乾燥などの症状が出やすくなってしまいます。このような状態にならないように、肌を外部の刺激から守るのにもみつろうは役立ちます。
普段から外の刺激によって肌が荒れやすい方は、みつろうが含まれた化粧品を使うことによって、美しい肌を保つことができるようになるでしょう。
みつろうの製造工程
みつろうは、昔から肌によい成分として愛用されてきました。そんなみつろうはどのようにして作られるのでしょうか?
そこでここからは、みつろうの製造工程について詳しく見ていきましょう。
《みつろうを回収する》
みつろうは、蜂の巣からとることができる成分です。
そのため、ハチの巣を分解してみつろうが使われている箇所を回収していきます。この時点では、みつろうの部分とそれ以外の部分が混ざっている状態です。
そのため、たくさんの水と一緒に煮て混ぜて固めます。
そうすると、比重の違いから不純物とみつろうがきれいに分かれるのです。
《みつろうを溶かして固める》
集めたみつろうは、熱を入れて溶かします。その後、細かくたらして熱の入ったみつろうを冷やし、固めていきます。
完全に固まった状態となれば、完成です。
まとめ
いかがでしたか?
みつろうは、蜂が自分達の身を守るために分泌する自然の成分です。そんなみつろうは人間の肌にもよい機能がたくさんあり、化粧品として利用されることも多くあります。
肌を保護するだけではなく、柔軟性を保ったり保護する役割も担っているので、日本だけではなく海外でも愛されている成分となっています。
自然由来の保湿剤を使いたい方におすすめと言えるでしょう。
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