玄米と白米の栄養価はどれくらい違う？玄米が苦手な方におすすめしたい「分づき米」とは？

最近、玄米の栄養価が高いことに注目が集まっています。しかし、白米に比べて食べづらいと思っている方もいるのではないでしょうか？そこで今回は、玄米と白米の栄養価の違いと、玄米が苦手な方におすすめしたい「分づき米」についてご紹介していきます。

 

玄米と白米の違い

ではまずは、玄米と白米は何が違うのかについて見ていきましょう。玄米とは、稲の実からもみ殻だけを取り除いたもので、白米は稲の実からもみ殻、ぬか、胚芽を取り除いたものを指します。つまり、収穫の後の精米の際に違いが出るということです。

 

玄米は、白米のように多くのものを取り除いてしまわないので、白米よりもさまざまな栄養素が含まれていると言われています。

 

 

 

玄米と白米の栄養価の違い

では、玄米と白米ではどれくらい栄養価の違いがあるのでしょうか？

 

食物繊維が豊富

玄米は、白米に比べて食物繊維の量が豊富だと言われています。

食物繊維をしっかりと摂ることによって、便秘を解消することができたり、美しい肌を作ることができます。実際に炊いた後の白米と玄米100gずつを比べてみると、白米は0.3gなのに対して、玄米は1.4gも含まれています。

 

食物繊維には不溶性と水溶性があり、身体の中で異なる働きを行うため、それぞれバランスよく摂取することが必要だと言われています。水溶性と不溶性の食物繊維量を見てみると、玄米は水溶性の食物繊維が含まれているのに対して、白米には含まれていません。この違いは大きいと考えられます。

現代人の食生活では、食物繊維の量が足りていない方が多くなっています。そのことを考えると、食物繊維を手軽に摂ることができる玄米は魅力的だといえるでしょう。

 

 

ビタミンが豊富

玄米には、ビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEは抗酸化作用が高く、外から入ってきたウイルスの感染の防いでくれたり、老化現象の速度を遅くすることができる栄養素と言われています。白米にはビタミンEは含まれていませんが、玄米には0.5㎎も入っています。このような栄養素を手軽に摂ることができる点も、玄米の魅力でしょう。

 

 

 

玄米が苦手な方には「分づき米」がおすすめ

玄米にはたくさんの栄養素が含まれているということは、多くの方が周知のことでしょう。しかし、玄米は白米に比べて、食べづらいと感じる方もたくさんいます。そんな方におすすめなのが、分づき米です。そこでここからは、分づき米について見ていきましょう。

 

 

分づき米は玄米と白米の中間

分づき米とは、精米を行う際にぬかや胚芽を残して精米したお米です。玄米はぬかや胚芽がそのまま残った状態で、白米はすべて取り除いた状態のことなので、分づき米は玄米と白米の中間の状態ということができるでしょう。

 

 

分づき具合によって食感や味が異なる

分づき米は、「3分づき」「5分づき」「7分づき」など分づき具合によって味や食感が異なります。

3分づきだとぬかは30％除去されて胚芽は残ります。そのため、玄米に近いですが、玄米よりかは柔らかい状態です。7分づきだと、ぬかは70％除去されて胚芽の一部が残った状態なので、味わいや食感はほとんど白米になります。

 

まとめ

いかがでしたか？玄米は白米に比べて栄養価が高いと言われています。しかし、食べづらいと感じる方もいるでしょう。そのような方は、まずは分づき米から始めてみることをおすすめします。

 

 

 

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