体に優しい砂糖、甘味料
それでも砂糖を食べたい人へ
前回、どうして白砂糖は悪いの?でご説明しましたが、
それでもなかなかやめられないのが白砂糖です。
白砂糖はありとあらゆる商品に使用され、ほとんどの加工食品に使われています。
清涼飲料水には一本中37.5グラム強の砂糖が使用されているとも言われます。
一度同じ量の砂糖を粉で測ってみてください、きっと気持ち悪くて食べられないと思います。
そのほか、ガムやパン、アイスクリーム、チョコレートなど全てのお菓子や、ケチャップやだしなどの調味料にまで使われています。
そのため自分では気づかないウチに砂糖中毒になっている方もいるかもしれないのです。
どうしてもたくさん甘いものを食べたい時は、なるべく市販の商品は購入しないで自分でおやつを作ってみるのもおすすめです。
自然甘味料の長所
体で砂糖よりもゆっくりと分解、吸収される多糖類を多く含む。
→気分のアップダウンがない→満足感も持続する→食べ過ぎない
精製していないのでビタミンや、ミネラルを多く含む
→体の大切なカルシウムやビタミンを奪うことがない
自然な甘味の素材たち
1)メープルシロップ
100%ピュアなもの、粗悪なものには着色料などが含まれる。
▼こちらは普段作る和食に一味違う甘味を加えたい時にもオススメです
薪火で煮詰めたこだわりのメープルシロップ。やわらかな甘みと豊かな香り
2)有機アガベシロップ
リュウゼツラン科のブルーアガベと呼ばれる植物
低温加熱処理(48℃以下)のローフード 冷たいものにからつくられた甘味料
も簡単に溶け、熱にも強い
GI値約30(換算値)でおすすめです!
3)未精製甜菜糖(ビート糖)てんさい糖
砂糖は主にサトウキビか甜菜<砂糖ダイコン>から製造されます。こちらは寒い地方で栽培される甜菜から作られる甜菜糖です。精製されて白くなっていない未精製甜菜糖を選んで下さい。
▼オリゴ糖(ラフィノ−ス)を2.3%含んだ「おなかに優しい砂糖」です
北海道産てんさい原料から作られた、蜜分・オリゴ糖を含んだ
「てんさい含蜜糖」の粉末タイプです。
4)ドライフルーツ
無漂白、無添加、無加糖のもの。乾燥させると糖分が濃縮されて、甘さが増す。
5)100%ジュース(無加糖・ストレート果汁)
6)羅漢果(らかんか)
砂糖の400倍もの甘味を持つといわれ、ノンカロリーで食物繊維、ビタミンが豊富。
7)砂糖を使用していなジャムやスプレッド
購入の際注意は必要だけどおすすめの甘味料
黒砂糖
これらの糖類は、カルシウムやたんぱく質、ビタミンを含み、白砂糖のような害がありません。精製されていない(みため白くない)砂糖を選びましょう。
精製された砂糖は純度が高く、体に必要な大切なミネラル分を欠いています。これらの甘味料は体内で急激に消費されることがないので、気分をハイにされたり、ダウンさせたりという弊害もなく、体に穏やかに吸収されます。
それでも最近は黒砂糖でも粗悪なものがあり、三温糖も無理やり化学物質で色付けしているものがあるので、購入の際にはできるだけ無農薬栽培や無添加の信頼できるものを選んでください。
メープルシロップ
私が個人的に一番オススメの自然甘味料はメープルシロップです。
米あめなどに比べると単糖類が多くなるのですが、色も薄く、味もオールマイティに料理に使用できるので、キッチンにおいておくと何かと便利です。
カエデの樹液100%セントのカナダまたはアメリカバーモント州産のものが伝統的手法で採取されたものなのでオススメです。
白砂糖の代わりになるものはたくさんあるので、探してみてくださいね。