「自然免疫」と「獲得免疫」とは一体何？免疫の仕組みについて徹底解説！

免疫とは、私たちの体を健康的な状態に保つために必要な機能です。基本的には生まれた時から身体の中に備わっており、身体の組織を守るために働いています。そんな免疫のシステムには、「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があります。

では、この2つはどのようなものなのでしょうか？そして、どのような違いがあるのでしょうか？

 

免疫とは一体何？

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免疫とは、外部から入ってくる細菌やウイルスなどの病原体から身体を守ったり、傷ついた組織を修復する働きのことを指します。また、身体の中にある老廃物や死んでしまった細胞を外に排出するという動きも行っています。

つまり、病気になった時に健康な状態に戻すための動きでもあり、病気にならないように働く機能でもあります。

 

「自然免疫」と「獲得免疫」の違い

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先ほどもお伝えしたように、免疫システムには「自然免疫」と「獲得免疫」の2つがあります。では、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか？

 

 

自然免疫：人間に元々備わっている仕組み

自然免疫とは、人間が生まれながらにして備わっている免疫システムのことです。自分と自分以外の細胞を認識することによって、病原体をいち早く攻撃して、病原体を排除するために働いています。

自然免疫の具体的な細胞として挙げられるのは、マクロファージや好中球です。この2つの細胞は食作用を持っているので、身体の中に入ってきた異物を食べることによって病原体の除去を行います。

 

獲得免疫：異物に応じた攻撃方法を記憶する仕組み

先ほど紹介した自然免疫は、身体に病原体が入ったら即座に働いてくれる仕組みです。しかし、血液中にある小さな病原体や細胞の中に入り込んでしまった病原体の対応は難しいと言われています。そこで活躍するのが、獲得免疫です。

獲得免疫は、一度身体の中に入った病原体の情報を記憶して、再び侵入された際にはいち早く対処できるように働いてくれるのです。一般的に、子どもの頃に一度かかった病気は、大人になって悪化しづらいと言われているのは、この獲得免疫があるからでしょう。

獲得免疫として挙げられるのは、B細胞やキラーT細胞があります。B細胞は侵入した異物が危険なものかどうかの判断を行います。そして、ウイルスだと判断された場合には、キラーT細胞が働いてウイルスに感染した細胞を破壊するという仕組みになっています。

 

自然免疫と獲得免疫の一連の動き

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自然免疫と獲得免疫は、相互作用していると言われています。まず体内に異物が入ってきた時には、マクロファージや好中球を代表とした自然免疫が働いて抗原体を食べて攻撃します。

そして、細胞までウイルスが感染したことを獲得免疫であるヘルパーT細胞が伝達すると、B細胞が抗体を作って形質細胞へと変化します。抗体を持った形質細胞やキラーT細胞等が異物を処理するために攻撃を行い、身体を異物から守るという仕組みになっています。

このように、自然免疫と獲得免疫が異なる動きをすることによって、病気を自然に治癒することができるのです。

 

まとめ

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いかがでしたか？私たちの身体には、元々外部から侵入してくるウイルスや細菌から身体を守る仕組みが用意されています。それが免疫であり、免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」の2つがあります。

自然免疫は元から身体にあるものですが、獲得免疫は生きている中で徐々に作られていくものです。このような免疫細胞がしっかりと働くためには、普段から健康的な生活習慣を送っていくことが大切です。免疫の仕組みを理解して、身体を守れる行動を行いましょう。