2022-12-25健康情報・ヘルシーライフ

クロレラって一体何？世界最古の植物とも言われるクロレラのよさとは

クロレラという植物を知っていますか？

多くの方が名前は知っているけれども、どんな植物なのか分からないという印象を抱くでしょう。近年、健康食品として注目を集めているクロレラですが、実は世界最古の植物と言われており、身体にさまざまなよい影響を与える食べ物として知られています。

そこで今回は、まだあまり知られていないクロレラの詳細とそのよさについて詳しく見ていきましょう。

そもそもクロレラとは？

クロレラとは、葉緑素をたくさん含んでいる単細胞緑藻のひとつです。

葉緑素とは、植物や藻に含まれている緑色の色素のことを指します。つまり、植物の要素をたくさん持った淡水に住むプランクトンということです。かなり小さなものですが、その生命力はかなり高く、中にはたくさんのビタミンやミネラル、食物繊維、炭水化物が含まれています。特に注目すべきなのは60％が良質なタンパク質でできているという点です。

クロレラがこの世界に登場したのは、20～30億年前と見られています。その生命力の強さから現代まで環境の変化に耐えて生き残っており、地球の生命体の原点と言われることもあります。

これだけ強い生命力の秘訣は、その繁殖力です。クロレラは1つの細胞が24時間程度の時間で4つの細胞に分裂して増えるという仕組みになっているので、短時間でより多くの光合成のパワーをつけることができることから、生命力が強いと考えられています。

クロレラによって得られる効果

クロレラはその高い生命力から、人間が摂取しても健康によい効果があることで知られています。そこでここからは、クロレラによって得られる効果について詳しく見ていきましょう。

高い抗酸化作用 🌱

クロレラに豊富に含まれている葉緑素には、高い抗酸化作用があると言われています。

私たちは呼吸をする時に身体に必要な酸素を取り入れていますが、その一部は活性酸素になってしまいます。この活性酸素の量が増えてしまうと、必要以上に身体の細胞を攻撃してしまい、病気や老化の原因となります。

これを防ぐのに役立つのが抗酸化作用のある物質です。クロレラの中の葉緑素にはスーパーオキシドジスターゼという酵素が含まれており、これが活性酸素を分解してくれます。そのため、がんや動脈硬化を防ぐことも可能なのです。

免疫力を高める🌱

クロレラが人間の体内に入ると、免疫組織の1つであるマクロファージが活発になります。そのため、クロレラをとることによって免疫力を高めることができると考えられています。

それ以外にもウイルスを攻撃するナチュラルキラー細胞や、ウイルスの増殖を抑えるインターフェロンなどを助ける効果もあるので、免疫力が下がりやすい季節には積極的にとっておいた方がよいでしょう。

生活習慣病を防ぐ🌱

クロレラをとることによって、高血圧やコレステロール値を下げることができると言われています。高血圧や高いコレステロール値は、生活習慣病に直結しています。

また、動脈硬化や脂質異常の原因にもなるので、健康診断で引っかかっている方や肥満の方はクロレラをとる習慣をつけておいた方がよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか？

クロレラは独自の繁殖力によって、20億年以上前から地球上に存在している植物性のプランクトンです。良質な成分によって構成されているので、人間の体内に入ってもさまざまな活躍をして健康を維持してくれます。特に外部から入ってくるウイルスへの感染を防いだり、ウイルスに負けない身体づくりをするのに役立つので、寒い冬にはピッタリの栄養素と言えるでしょう。普段からクロレラをとる生活を習慣にしておくことをおすすめします。