活性酸素やフリーラジカルが身体に与える悪影響は何？どのような病気が発症するの？
活性酸素やフリーラジカルは、私たちが呼吸によって吸い込んだ酸素の一部が活性化して、身体に悪影響を与えるものと言われています。活性酸素やフリーラジカルには身体を酸化させる効果があるため、普段から抗酸化力を高めておくことが重要です。
では、活性酸素やフリーラジカルが体内で増えてしまうと、身体にはどのような悪影響が起きてしまうのでしょうか？
活性酸素やフリーラジカルが身体に与える悪影響
活性酸素やフリーラジカルの量が体内で増えてしまうと、身体にさまざまな悪影響が起きると言われています。そこでここからは、活性酸素やフリーラジカルによって起こる症状について詳しく見ていきましょう。
皮膚が老化する
活性酸素は呼吸によって吸い込む酸素だけではなく、紫外線を浴びることによっても増加すると言われています。紫外線によって皮膚の中に活性酸素が増えてしまうと、皮膚の細胞が傷つけられてしまいます。そのことにより、シミやしわなどの老化現象が引き起こされてしまうのです。
一般的に、紫外線を浴びると肌によくないと言われているのは、活性酸素が理由だと言うことができるでしょう。
生活習慣病
生活習慣病とは、毎日の生活習慣によって発症し、進行する病気のことを指します。生活習慣病には、がんや心疾患、糖尿病、脳血管疾患、肝硬変などが挙げられます。このような病気が発生する原因は、身体の中の活性酸素が過剰に発生してしまうことによって、細胞にダメージが加わって発症すると考えられています。
活性酸素は身体の中のバランスが乱れることによって、抗酸化力が弱くなって病気になる可能性があります。そのため、普段の自分の生活習慣を見直すことによって、健康的な身体の状態を整えることができるでしょう。
脳神経疾患
身体の中で過剰に発生してしまった活性酸素は、脳神経に影響を与えることもあります。脳神経が犯されてしまうと、パーキンソン病やアルツハイマーなどの病気を引き起こす可能性があります。そのため、このような病気にならないためにも普段から抗酸化力を高めておくことが重要です。
白内障
白内障は、目の中にある水晶体が白くなってしまい、視界が見えづらくなってしまうという病気です。基本的には、年齢と共に発症するリスクが高まると言われています。しかし、加齢以外にも活性酸素の発生が白内障のリスクを高めることが分かっています。
できるだけ発生する可能性を下げるためにも、酸化を抑制することが重要でしょう。
肝炎・膵炎・腎不全
活性酸素が身体の中で増えてしまうと、さまざまな臓器にダメージを与えてしまいます。そのことによって、臓器に炎症が起きることもあるようです。それで発生するのが、肝炎・膵炎・腎不全といった病気です。
このような病気が発症してしまうと、思ったように生活ができなくなってしまうので、普段から注意しておく必要があるでしょう。身体の中の臓器を守るためにも、活性酸素の働きを抑えることは重要です。
まとめ
いかがでしたか？活性酸素やフリーラジカルが増えることによって、身体にはさまざまな悪影響が起きると言われています。活性酸素やフリーラジカルは呼吸によって得る酸素が活性化することによって発生しますが、それだけで病気が発症するわけではありません。
身体の酸化ストレスが高まっていたり、抗酸化力が下がることによって、活性酸素とフリーラジカルの量が多くなり、老化や病気につながってしまうのです。そのため、普段から自分の生活習慣を見直して、活性酸素やフリーラジカルの影響を抑えられるような身体づくりをしておくようにしましょう。
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