夏が旬のアスパラガス｜高い栄養素から得られる効能と簡単な育て方
アスパラガスは、春から夏に向けて旬を迎える食材です。柔らかい歯ごたえと色鮮やかな緑色が魅力と言われており、使うことによってより美味しそうな食卓を整えることができるでしょう。では今回は、アスパラガスの効能と育て方について見ていきます。
アスパラガスの効能
アスパラガスは細長い見た目なので、そこまで栄養素がないと考えている方もいるようです。しかし、健康にも美容にも高い効果があると言われています。そこでここからは、アスパラガスの効能について見ていきましょう。
疲労回復効果のある「アスパラギン酸」
アスパラギン酸とは、アスパラガスから発見された栄養素です。アスパラギン酸には疲労回復やスタミナ増強に効果があるため、夏に食べることによって夏バテを防ぐことができると考えられています。
血管を強くする「ルチン」
ルチンとはポリフェノールの1つで、アスパラガスに大量に含まれています。ルチンを摂ることで毛細血管を強くすることができるので、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を予防することが可能となっています。
美肌効果のある「βカロテン」
アスパラガスに含まれているβカロテンには、強い抗酸化作用があります。身体の中の活性酸素を除去することによって、ガンや糖尿病などのさまざまな病気をケアすることができるので、健康のために必要なものと言えるでしょう。
また、肌の老化を抑える効果もあるため、美肌を保つには欠かせない要素となっています。
アスパラガスの育て方
ではここからは、アスパラガスの育て方について見ていきましょう。
植え付け
アスパラガスの植え付けを行うのは、5～6月頃です。草丈は10mmほどになった時が最適だと言われています。ただ、アスパラガスの育苗にはかなり時間がかかるため、1～2年ほど育苗されたものを購入して植え付ける方がよいでしょう。
プランターに植え付けを行う場合、30cmほどの深さのあるプランターを用意して行います。畑で育てる場合には、広いスペースをとって株間を大きくとるようにしましょう。また、植え付けをしたらたっぷりと水やりをします。
収穫
アスパラガスを種から育てた場合、3年目の4～6月頃が収穫時期となります。苗から育てた場合には、2年目の同時期に収穫を行いましょう。収穫時期を迎えたものから徐々に穂先が締まってくるので、20～25cmほどの背丈のものから適切なものを選んで収穫します。
ただ、たくさん収穫をしすぎてしまうと、来季の収穫量が減ってしまう恐れがあるため、長期的に育てたいと考えている方は毎年少しずつ収穫量を増やしていくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか？アスパラガスは細長い見た目となっているので、あまり栄養がないというイメージを持っている方もいるでしょう。しかし、実は健康にも美容にも効果のある栄養素がたくさん含まれているので、積極的に食べたい食材となっています。
ただ、種から育てるとかなり長い時間がかかってしまうため、苗から育てた方がよいでしょう。毎日食卓に並べて、鮮やかで美しい食卓によって健康的な身体を手に入れてみてはいかがでしょうか？
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